作品内容・あらすじ
インフルース王国を駆け巡った巨大兵器『グアラクーナ城砦』は冒険の経てに自立移動機能を失ってしまう――迷宮の建設や修復、築城などを得意とする鍛梁師(たんりょうし)のアヴァロは、城砦を修復しようと日夜努力を続けながら、恋人兼ご主人である天縁神フィアと穏やかな日々を過ごしていた。そんな折とある騒動が起こり、グアラクーナ城砦の化身として生まれた『精霊クーナ』と出会う事でその出生に不穏な気配を感じ取る。
フィアとアヴァロは精霊クーナが生まれ出でた理由を探ると共に、かねてより立てていた新婚旅行の計画を進めようと、精霊の力で再び移動可能となったグアラクーナ城砦での冒険へ出ることに。
舞台はインフルース王国より北東にある、様々な特色を持つ8つの巨大迷宮を誇る大陸随一の魔術王国『メフィ公国』――陰謀渦巻く“魔術師の国”にて新たな絆を紡ぐ物語が始まる。