【悲報】忘れられないの子宮の記憶。だけどそれは、彼氏とは別の人でした──

酔った勢いで浮気をしてしまった桐谷さんを許して交際を続けていた彼氏だったが、心置きなく結婚するためには桐谷さんがもう一度田中の誘いには乗らない確信が欲しかった。そこで一か八か、自分が居ない週末に田中から桐谷さんを誘ってもらうように仕掛けることにした。当日まで田中の誘いを無視し続ける桐谷さん。田中はギリギリまでねばると言い、彼氏と一緒に居酒屋に行き飲みながら誘い続けることにした。それでも反応がないので最終的にラブホの場所だけ指定して、待ってると捨て台詞だけ送ってラブホに入った。彼氏も一緒にラブホに入って、もし桐谷さんが来たらクローゼットに隠れることになっていた。終電までの3時間、恐ろしく進まない時計の針。もう少しというところでホテルの内線が鳴り響く。「待ち合わせの客様がいらっしゃいました」

※前作はコチラ：怖い経理の桐谷さん